日々と考えごと。

日々、殴り書き

THE LAST LIVE

 

世界が終わる日の夜はこんな感じなのかな、と思った。

大袈裟かもしれないけど、自分の好きなものが終わるということは自分が少しだけ死んでいくのと同じだ。それは世界の断片が崩れ落ちるのとも似ている。

 

欅坂46THE LAST LIVE、たしかに受け取った。今までの全てが、全て以上が、そこにあったと思う。終わりゆくものはこんなに儚くて、美しい。

正直2日目が始まるまでは、ああ、もうこれはお別れができない、と思っていた。意外ながら。色々なバンドやアーティストが改名、活動休止、解散してくるのを見てきた。その時のことは鮮明には覚えていないけど、たぶん悲しかった。でも今回ほどではないのかなと思った。その時はいつもアーティスト側がまた会おうと言ってくれていたから。それを約束だと勝手に信じて、大事に持っているから。しかし、"欅坂46"にはもう会えない。間違いなく戻ってこない。メンバーの話を聞いていると、きっともう楽曲をライブで届けてくれることもないだろう。

でも、欅坂46としてのライブが終わって、櫻坂46としてメンバーがステージに立った時、すっと受け入れられた感じがした。寂しいけどね。ああ、この子達はこんなに決意を固めていたのか。この子達が好きなら、名前が変わってもまた会えることの方を喜ばないといけないな。そう思った。だからまた会おう。さよなら、欅坂46

 

世界が終わる日の夜は、と冒頭に書いた。でも目が覚めたら世界は続いていた。僕だけではなく周りも共に生きていた。堂々と咲き誇ってやろう。