日々と考えごと。

日々、殴り書き

3月27日

1度10時に起きて二度寝をした。そして12時にまた起きた。Amazonから頼んでいた本が届いたというメールを見て起きた。

今日は2020年3月27日。1年前の今日、2019年3月27日はけやき坂46から改名した日向坂46のシングルデビュー日だ。つまり今日でまるっと一年だ。そんな日に頼んでいたドキュメンタリー本、日向坂46ストーリーが届いた。本当は3月29日に届く予定だった。嬉しい誤算だし、とてもベストタイミングだ。

夕方からバイトなので本当はもう少し寝たかったが、届いたばかりのその本を読み耽った。

日向坂46ストーリーは欅坂46の最終オーディションの少し前から始まり、デビューカウントダウンライブまでの話を主として、柿崎芽実の卒業、井口眞緒の卒業などの最近のことについても書かれており、ソンナコトナイヨの発売日手前までの出来事に少し触れて終わる。

おそらくもはや有名な話であるが、大手事務所がついたアイドルグループとしては日向坂46はかなり影の存在だった。欅坂46の影に隠れていた。とは言っても多くの地下アイドルと言われるようなグループとは全く別で一定の人気と後ろ盾はあった。しかし、それが逆にプレッシャーや挫折として存在していた。目の前には光の当たる欅坂46という大きすぎる背中があり、少しだけ先輩なら越えられるという淡い期待はすぐに砕かれてしまった。しかし、けやき坂46は別の道を見つけることでその状況を何度も乗り越えてきた。そこには本の文章では表しきれない、ドキュメンタリーの映像を画面越しでは触れることができない、もはや本人以外には評価しがたい努力がそこにあったと思う。光が当たったように見えたアルバムデビューでさえも試練であり、突然来るようになった新しい仕事も試練であった。夢のため、と言うときっと語弊があるが、21人のグループを大きくしたいという想いでずっといた。そしていつしか陽のあたる日向坂46として、多くの人の目の前で光を振りまくこととなる。

正直、こんなに涙腺が緩かったかなと思った。変な話だが、羨ましいと思った。それは多くの人の目の前で表現できているというのはもちろんだが、これほどの若い女の子たちが自分で選んで努力する道を選択した、というところだ。もちろん自分はやりたいことをやってきたとつもりだ。でも自分ではうまく行ったと全くもって思っていない。その喪失感で大学の4年間を無駄にしてしまった。たしかに楽しかったが、何も残したり変えたりすることができなかった。そして、いまさら何かを変えようとしている。まだ間に合うだろうか。時間が関係ないのなら、まだ何かを目指せるだろうか。

こんなふうにいろいろ考えてしまったが18時からバイトに行き、早上がりになって22時に上がった。コロナウイルスの影響で土日は営業停止らしい。不労所得を手に入れた。

気が楽になったのでゆっくり寝よう。

ひとまず1年考えて、また行動を始めようと思う。